トランペット用マウスピース Bach3Cに耐アレルギーを目的として樹脂塗装を施した商品です。

電着塗装という技術で加工しており、通常の楽器本体に施されているクリアラッカーよりも耐摩耗性に優れています。
均一に塗装されるため銀メッキよりもややツルツルとしており、金メッキのような滑らかな口当たりです。
また膜厚はおよそ20μ、メッキよりごく少し厚い程度です。内径の変化など気にせずお使いいただけます。

樹脂リムでできているツーピースタイプと違い、全て真鍮製のマウスピースに上から加工しているため樹脂リムにありがちな「響かない・音質がちがう」という問題もありません。

金属アレルギーにより楽器を断念せざるを得ないという意見を多く伺い、皆様が安心して演奏できるよう、医療用部品への加工を行なっている高い技術力を持った業者に発注しているため安心してご使用いただけます。

こうした加工は個人では断られることがほとんどで、依頼できたとしてもかなり高価です。

個人で依頼可能な受注業者でも納期まで一ヶ月以上必要とする事があり、その間慣れ親しんだマウスピースで演奏できず代替品も用意されません。
また、加工の際に研磨をすることがほとんどですのでリム部の当たり具合などが変化する恐れがあります。

こちらの商品は酸化・硫化被膜を取るだけに留めており研磨を最小限にしております。

樹脂塗装は100%金属アレルギーを防ぐものではありません。コーティングされていない楽器本体などに触れている場合、アレルギーが出る場合があります。
また、通常楽器本体にされる塗装よりも摩耗性に優れておりますが、研磨剤などで磨いたり、故意に硬い金属などでこするとコーティングが剥がれ地金が露出することがあります。その場合耐アレルギー性能はなくなりますのでご注意ください。
製造時点でできた小傷などがある可能性があります。加工後検品しているため、耐アレルギー性を損なう傷などはございません。
試作品ですのでマスキング部の境目に若干のムラがあることがございます。
通常のラッカー塗装とは違いその部分からすぐに剥がれてしまうことはありません。通常使用には全く問題ありませんのでご安心ください。

ご購入後しばらくご使用いただき、レビューを頂けますと幸いです。
ご質問・他の型番などへの加工ご相談などございましたらいつでもお受けいたします。